相互扶助の精神こそが保険会社の根本的な理念

保険は危険や事故の負担を多くの人に分散して扶助する

生命共済とそれ以外の共済に二分して、生保企業と損保企業の別々な二つの企業になぞらえても、大手の生命保険相互会社や損害保険株式会社に優に匹敵する存在である。また、簡易保険事業を営む郵政省は、正に一つの公企業であり、しかも世界的な巨大保険企業である。保有契約高では最大手の生命保険相互会社よりも大分下回っているが、収入保険料や総資産の点では優位に立っている。とくに総資産は、最大手の生命保険相互会社の約二・三倍(昭和六〇年度末)、アメリカ最大の生命保険会社の一・六倍(一九八五年末)、簡保事業の総資産額は世界最大の規模になっている。

保険市場における取引対象の特性取引対象としての保険サービスは複合サービス。保険市場において取引される対象は、いわば無形の保険サービスである。その実体は、ある偶然な出来事が生じた場合に、保険者たる保険事業者が保険サービスの購入者たる保険契約者(または被保険者ないし保険金受取人である第三者)に対して、ある給付を行うことの確約なのである。そしてこの給付は、ある偶然な出来事による経済必要の充足をねらいとした金銭の支払いないし現物の提供を内容としている。

保険という名称の無形のサービスが保険市場において取引されるといっても、運送サービスや医療サービスないし理容サービスのような純粋なサービスとは異質である。保険事故の発生の有無にかかわらず、保険サービスの購入者は、右に述べたような給付の確約を例外なしに受ける。そのような意味での保険保護を購入者は等しく受けるのであるが、他方、保険期間中に保険事故が発生すれぼ保険金の支払いを受けるけれども、そうでなければかような支払いは受けないのである。


かかる場合には、保険需要の潜在性はさらに強まる。期間的持続性と信頼性の必要。保険サービスにはそれ自体に期間的持続性という特性がある。危険発生に際しての給付の確約が一年とか数年ないし数十年などの一定期間にわたっているということなのであるが、確約を受ける側が供給者と対面してサービスを受けるわけではなく、サービスの手ごたえが得られぬままの期間の経過がある。

それゆえに、保険サービスの供給者たる保険事業者に対する信頼性が必要となるとともに、期間の経過に伴う状況の変化に対して保険サービスの旦ハ体的内容の弾力性が問われることになる。さらにまた、確約の期間が長くなれば対価としての保険料も大となり、保険料を単位期間当たりに分割して長期にわたって支払うことになるから、

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